置戸町の秋田地区防災訓練が19日、同地区住民センターで行われた。多くの住民が参加し、防災意識を高め、万一に備えた。
秋田地区自主防災組織と同地区住民協議会、置戸町の共催。例年、避難訓練や防災グッズの展示などを行っているが地区ぐるみの大規模な訓練は初めて。
町の防災担当から冬の災害に備える講話を聞き、同センターに昨年12月に設置された停電時電源切り替え設備(発電機)の操作を確認した(写真①)。調理室から出火したという想定で避難訓練を行い(同②)、消防職員から講評を受けた。
陸上自衛隊第6即応機動連隊などが協力。美幌駐屯地司令の河村友則連隊長は「多くの災害を見てきたが防災訓練をしているかどうかで差が出る」と日頃の意識づけを説いた。
参加者は隊員が朝から用意した美幌駐屯地特製カレーを試食(同③)。その陰で隊員達は調理用炊具の後片付けを行っていた(同④)。
食後はAEDや災害用トイレの操作を体験した。同協議会の嘉藤均会長は「今後も規模は小さくても定期的に開催していきたい」と話した。(寒)