北見地区交通安全指導員連絡協議会の研修会が20日、コロナ禍後4年ぶりに開かれた。
主催者を代表し同協議会の今野三郎会長が「1年に1回の勉強会で皆さんの元気な顔を見られて、うれしく思う」。研修会は持ち回りで開かれており、今年当番幹事の訓子府町を代表し、来賓の同町・伊田彰町長が「寒くても、心に余裕のある交通安全を、皆さんの力をお借りして取り組んでいきたい」とそれぞれ挨拶した。
研修では北見警察署交通課の課長が昨年の交通事故の発生状況を報告し「飲酒運転は忖度(そんたく)することなく厳しい目で対応を。一緒になって汗をかいてくれる皆さんのような活動がないと減らない」と協力を求め講演した。
当番の訓子府町交通安全指導員会の男性が事例発表。「お祭りの際の交通誘導などきつい活動もあるが、十数年やってみて今では目立たない取り組みが町のためになっていると思えるようになった」とボランティアの意義を語り、伊田町長は最後まで熱心に聴き入っていた。(寒)