津別中学校の生徒が2日、津別町の友好都市・台湾彰化県二水郷(にすいごう)の中学生とオンラインで交流した。互いのまちや学校生活などの質問を通じて理解を深め合った。
両地域は2012(平成24)年に友好都市を締結。締結に伴い17年以降、互いに中学生を派遣する交流事業を行ってきたが、ここ数年は新型コロナウイルスの影響でともに訪問できないでいる。
この日の交流は、24年度以降の交流事業の再開に先駆けて実施。二水國民中の生徒7人、津別中からは生徒会役員の7人が参加した。
自己紹介では、二水郷の生徒が「将来友だちになれたらうれしい」と交流事業の再開を待望。津別中の生徒は、校舎の前で雪原に飛び込む様子などを中継で送信し、二水國民中の生徒を笑わせた。
その後は互いに質問。「台湾で一番有名な日本人は」「日本語を話せる人はいますか」という質問に、二水國民中の生徒は「(水利技術者の故・)八田與一。教科書に載っています」「祖父と祖母は日本語を話せます。祖母は日本人です」などと返答。「雪がたくさん降ったらどうやって登校するんですか」という質問に、津別中の生徒は「たくさん降ったら学校が休みになります」と答えるなど、1時間以上にわたり、画面を通じて交流を楽しんだ。
津別中生徒会長(2年)は「言葉の壁を超えて思い描いていたような交流ができて楽しかったです。良い体験ができました」と喜んだ。(浩)