常呂高校の3年生が5日、北見市役所を訪れ、授業の一環で開発したペペロンチーノ用のパスタソース「トコロンチーノ」の完成を辻直孝市長に報告した。常呂産のホタテやところピンクにんにくなどを使用し、地域の魅力を詰め込んだ商品。生徒達は常呂をPRする新たなツールに、と期待を込める。
同校では総合的な探究の時間で、地域探究を行っている。その中で3年生7人は新たな常呂の名物を作ろうと商品開発に取り組み、地元企業の協力や農業団体や研究機関などで組織する北見市地場産品高付加価値化推進委員会からの支援を受け、完成させた。
完成報告会では試食が用意され、辻市長は「ニンニクとホタテの味がうまくマッチしておいしい」と話した。
14、15日には北海道庁など札幌市内で商品の販売、PRが行われる。常呂高の生徒は「人や社会とのつながり、人脈の大切さを感じながら完成させた商品です。常呂の魅力を広げ、さらには手にした人が実際に訪れてみたいと思うきっかけにつながればうれしい」と話していた。 (理)