北見商業高校流通経済科の2年生が16日、㈱道東アークスの協力で開発したデリカ商品の販売実習を北見市内のスーパーアークス桜町店、同メッセ店で行った。
同科の2年生32人は「課題研究」「商品開発と流通」の授業、スーパーチェーンを展開する同社は、サステナビリティ活動の一環として昨年10月に弁当・惣菜の開発をスタート。
生徒達は6班に分かれてインターネット調査や保護者、教職員、生徒への聞き取りを行い、テーマ食材選びや企画書作り、同社のアドバイスを受けながら商品名やパッケージ選びなどに取り組んだ。生徒のアイデアをもとに同社が試作を行い、最終的に甘辛いヤンニョムチキン入りの「韓国マシマシ弁当」と野菜たっぷりのコロッケ入り「わんぱくサンド」の2商品を完成させた。
この日は2つの店舗に販売ブースを構え、生徒自らが声を出してPR。買い物客は興味深そうに次々と買い求めていた。
生徒は「グループで意見を出し合いながら作り上げていく過程が楽しかった」、「自分たちで色々決めるのは大変でしたが、高校生のうちに貴重な経験ができて良かった」とそれぞれ話していた。
同校の卒業生で、商品開発に携わった同社の職員は「このような形で母校に関わることができて嬉しい」と話していた。(柏)