市商工業振興課によると、今年1月末現在の中心商店街の空き店舗数は54カ所で空き店舗率は33%。近年は新規出店と閉店が均衡し、空き店舗数は横ばい傾向という。また、北見商工会議所が実施する歩行者通行量調査では、通行量の長期的な減少が続き、商店街の活力低下が懸念されている。
一方、対象エリアに隣接する中央大通沿道地区では再開発事業が進められており、今後は中心商店街の人流増加など波及効果が期待されている。
新規出店支援事業の対象エリアは、市の中心市街地活性化基本計画の計画区域内にある1番街、2番街、銀座の各商店街(地図参照)。
対象エリア内への新規出店者であれば、市外の事業者でも補助を受けられる。対象経費は店舗と来客用駐車場の賃借料のほか従業員、アルバイト、パートへの給与、賃金の一部で上限は40万円。
市は既存の制度として市民対象の「創業促進補助金」を設けており、40万円を限度に家賃や店舗改装工事、広告宣伝費などを補助している。対象経費が重複しない範囲で中心商店街新規出店支援事業との併用も可能だ。
問い合わせは同課(0157-25-1148)へ。(柏)