使用料、手数料を4年ぶり見直しへ

2024-05-20 掲載

(北見市/社会)

北見市 2025年10月に改定料金施行

 北見市は今年度、体育施設や文化施設の使用料、証明書の発行などに要する手数料の見直しに着手する。改定料金の施行は2025年10月予定で、21年以来4年ぶりの見直し。前回改定時の検討委員会からの答申をふまえ、高齢者無料施設や歴史的文化施設の有料化も議論される見通し。

高齢者無料施設や歴史的文化施設の有料化も議論
現状20%の上限改定率や減免基準も検討対象に

 市は4年をめどに使用料と手数料を見直しており、前回は21年7月1日に実施。使用料は、コロナ禍の影響も加味して一律の改定を見送り、温水プールの高校・大学生料金など一部の改定にとどめた。手数料は大幅な変更は行わなかった。

 一方、検討委からは、市民温水プールやトレセンなど70歳以上を無料としている施設、年齢を問わず無料としているハッカ記念館やピアソン記念館など歴史的文化施設について「将来的に有料化が必要」との付帯意見が添えられた。

 今回は高齢者無料施設と歴史的文化施設の有料化の議論に加え、現在20%としている上限改定率についても「急激な物価高騰により、原価と使用料との乖離が広がっている」(市財政課)として、検討対象とする。併せて減免基準についても不公平感が生じないように改定したい考え。

 市は5月中に検討委を立ち上げ、使用料と手数料の改定を諮問。条例改正に伴う議会審議、市民周知などを経て25年10月1日の実施を目指す。(柏)

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