水道13・48%、下水道3・61%増

2025-05-01 掲載

(北見市/社会)

北見市上下水道審議会
料金の改定率・値上げ額まとめ

 北見市上下水道審議会(会長・中村大北見工大教授)がさきごろ開かれ、前回に続き辻直孝市長から諮問を受けている水道料金と下水道使用料(2026年度?30年度)を審議。市上下水道局の試算を比較検討し、一般的な家庭(3人程度)の水道料金は現行料金に対し13・48%増、下水道使用料は3・61%増とする方向で意見がまとまった。料金を値上げしないと水道料金は26年度、下水道使用料は29年度に赤字に転じる。

一般的な家庭で765円の負担増
値上げなしでは数年で赤字に

 市は4年ごとに水道料金・下水道使用料を見直し、人口減少の中でも持続可能な施設・サービスの維持に努めている。

 前回の会議で同局は、将来に備えて一定の資産を積み立てるための「資産維持率」に基づき算出した水道料金、下水道使用料の改定率や値上げ額などを提示した。

 今回の会議では、資産維持率をさらに細分化した場合の改定率・改定料金や道内他都市との料金比較などを示した。

 議論の結果、1カ月間の住宅用水道料金(口径20㍉、使用水量1カ月20立方㍍)は現行料金から13・48%(636円)増の5352円、下水道使用料(処理水量1カ月20立方㍍)は3・61%(129円)増の3749円。これらの改定率を採用した場合、水道料金は31年度まで、下水道使用料は32年度まで黒字を維持できる見通し。

 また、水道料金の住宅用と住宅用以外の改定率は、同率とすることで了承を得た。

 5月中旬に予定される次回審議会では、改定時期や市民周知、激変緩和措置などについて審議する予定。 (柏)

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