北見市の使用料、手数料の改定を審議する市議会の特別委員会が4月25日に開かれた。
市はおおむね4年ごとに体育施設や文化施設などの使用料と、証明書の発行などに要する手数料を見直している。2021年の前回改定時は、コロナ禍の影響を考慮して使用料は一律の改定を見送り、手数料は大幅な変更を行わなかった。
今回の見直しにあたり使用料等検討委員会が昨年10月に答申。それによると今回は料金値上げの上限改定率を従来の20%から50%への引き上げが妥当としたほか、70歳以上の高齢者が無料で利用できる施設の有料化も提案。また、証明書などのコンビニ交付手数料は窓口交付よりも100円程度減額すべきとしている。
委員からは、上限改定率が20%から50%へと大幅な引き上げとなることについて「市民の負担感が大きく、少しずつ上げてもらう方が良いとの声がある」「施設の利用者数減少は避けられず、指定管理料の増加につながるのではないか」などの質問や意見が上がった。
同特別委は5月13~15日の3日間、各所管部ごとに審査を行う。 (柏)