北見初の男子プロバスケ選手…

2024-06-03 掲載

(北見市/スポーツ)

小泉小・中学校出身

 北見市出身で初めて男子バスケットボールのプロ選手になった、菊地広人選手(22)=レバンガ北海道=が出身少年団の小泉端野ミニバスチームを訪れ、団員46人に対しミニクリニックを実施。攻守の1対1練習を真剣勝負するなど熱血指導でふれあった。菊地選手は後輩達にメッセージを送り、自身は「早くチームの戦力になれるよう頑張る」と誓った。

菊地広人選手が凱旋クリニック

1対1の練習を30人に対し続ける菊地選手 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
1対1の練習を30人に対し続ける菊地選手

 当時の北見小泉ミニバスケットボール少年団に所属し、小泉小6年の時にはキャプテンとして全道準優勝を果たしている。小泉中から静岡県のバスケット強豪高校に進学、大東文化大ではガードとして主力を務めた。

Bリーグのレバンガ北海道と契約

 大学4年だった昨年12月にBリーグのレバンガ北海道から特別指定選手に登録され、今年4月、正式に2024‐25シーズンのプロ契約を結んだ。次季に向けて「指定選手の時の経験をしっかりと生かし、チームに貢献したい」と語った。

 小学生の時から指導にあたる同少年団の河崎恭寛監督は当時の菊地選手について「体格や足の速さが他の選手より優れていたわけではないが、一つひとつ手を抜かず、意識が違っていた」と振り返る。

 菊地選手は北見を離れていた高校、大学の時も毎年帰郷しては、少年団の練習に顔を見せていた。今回は団OBの中学・高校生も駆けつけ、菊地選手はミニゲームに交じって参加。精度の高い3ポイントシュートやノールックパスを繰り出すたびに周りから歓声が上がった。

 最後は菊地選手が1人で、小学生ら約30人と1対1の練習。同少年団の副主将(北見小泉小6年)は「ドライブにいこうと思っても抜けなかった。スピードがすごい」と感想。主将(同)は「すごくいい経験になった。これを生かし今年は全国優勝をめざす」ときっぱり語った。

 菊地選手は団員達に「みんな誰にも応援してくれる人がいてバスケができている。感謝を忘れずに頑張ろう」とメッセージを送った。(寒)

キーワード

  • バスケットボール
  • プロ選手

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー