当時の北見小泉ミニバスケットボール少年団に所属し、小泉小6年の時にはキャプテンとして全道準優勝を果たしている。小泉中から静岡県のバスケット強豪高校に進学、大東文化大ではガードとして主力を務めた。
Bリーグのレバンガ北海道と契約
大学4年だった昨年12月にBリーグのレバンガ北海道から特別指定選手に登録され、今年4月、正式に2024‐25シーズンのプロ契約を結んだ。次季に向けて「指定選手の時の経験をしっかりと生かし、チームに貢献したい」と語った。
小学生の時から指導にあたる同少年団の河崎恭寛監督は当時の菊地選手について「体格や足の速さが他の選手より優れていたわけではないが、一つひとつ手を抜かず、意識が違っていた」と振り返る。
菊地選手は北見を離れていた高校、大学の時も毎年帰郷しては、少年団の練習に顔を見せていた。今回は団OBの中学・高校生も駆けつけ、菊地選手はミニゲームに交じって参加。精度の高い3ポイントシュートやノールックパスを繰り出すたびに周りから歓声が上がった。
最後は菊地選手が1人で、小学生ら約30人と1対1の練習。同少年団の副主将(北見小泉小6年)は「ドライブにいこうと思っても抜けなかった。スピードがすごい」と感想。主将(同)は「すごくいい経験になった。これを生かし今年は全国優勝をめざす」ときっぱり語った。
菊地選手は団員達に「みんな誰にも応援してくれる人がいてバスケができている。感謝を忘れずに頑張ろう」とメッセージを送った。(寒)