北見市北見自治会連合会の交通安全研修会がこのほど、北見市東三輪のサンライフ北見で開かれた。北見警察署交通企画規制係長が「自動車並びに自転車による交通事故防止について」をテーマに講演した。
管内の昨年の交通事故発生件数は131件と前年より23件増加していること、そのうち5件の交通死亡事故があったことを説明した。また、昨年管内では人身事故が多く、特に幼児から高校生までの子どもに関係する事故が31件と前年より25件も増加。「『子どもはいないだろう』という運転はしないこと」と注意を促した。
自転車の事故では、昨年の管内の死傷者数は18人で前年比15人増となり、中学、高校生が13人と多い状況。夜間のライト点灯、ヘルメット着用といった自転車の安全運転などを確認した。
道内の飲酒事故・飲酒死亡事故は減少傾向にあったが、昨年は前年より増加したことから、飲酒運転の厳しい行政処分、罰則などとともにアルコールの種類と体内で分解される量、時間についても紹介した。
参加者が飲酒時の酩酊状態が体験できるゴーグルを着用。まっすぐに歩けずに通路のテーブルにぶつかる姿がみられ、参加者は飲酒運転の恐ろしさを改めて実感した(写真)。