建設業などの現場作業が本格化するのを前に、各企業で今年度の安全大会が開かれている。このうち北都板金工業㈱(本社・北見市北央町)は、関係する協力会社の作業員を含めグループの約100人が参加し2日、市豊地の自社工場で安全大会を開催。あらためて災害ゼロをめざすことを確認し合った。
事故・災害を防ぐために、安全衛生に関する知識を深める集会。開会にあたり日野勝造会長、統括安全衛生責任者の高橋嗣雄社長が「健康と安全は事業を行う上の根幹。ヒューマンエラーによる災害を減らしていきたい」などと挨拶した。
続いて、安全衛生管理者の高橋裕順専務が「昨年は労災がゼロだった。皆さんの安全意識向上の結果であり、今後も続けて」と報告。一方で自動車事故は発生したことから「地方に出張した場合でも、家に帰るまで安全運転を」と気を引き締めた。
労働・交通に加え公衆の災害もゼロをめざす今年度の安全衛生重点目標が発表され、これを受けて工務部の職員が「交通安全に努め、コミュニケーションを良くし快適な職場環境をめざす」と安全宣言を行った。
結びに、高橋社長が「来年の創立70周年が安心して迎えられるよう。心の余裕が持てる企業に」と、再度気を引き締めた。 (寒)