「コンナトコロ─常呂─」は、札幌市の3ピースユニット「HAMBURGER BOYS(ハンバーガーボーイズ)」=H・B・B=のオリジナル作。軽快なリズムに常呂町の自慢や魅力を表現した歌詞がついている。
常呂の歌が誕生したきっかけは、地元農業者4人が「常呂を盛り上げたい」と動き出したことだ。メンバーの1人の後藤繁季さん(52)は「常呂は何もないところかもしれないけれど、まちの歌が誕生することで盛り上がればいいなと思っています」と話す。
H・B・Bは北海道を中心に活動し、市町村とタイアップした楽曲で注目を集めている。その存在を知った後藤さんたちは2年前、「常呂の歌を作ってほしい」と打診したところ、快諾を得た。
「生半可なノリで作ってもらいたくなかったので、H・B・Bのメンバーには常呂をすべてを見てもらったつもり」と後藤さん。H・B・Bメンバーは季節ごとに常呂を訪れ、作詞・作曲の構想を練っていったという。
今年1月、「コンナトコロ─常呂町─」が公式に発表された。オフィシャルビデオも制作され、動画サイトYouTubeで配信開始。今月9日時点での視聴数は18万回で、評判は上々だ。
後藤さん達のグループは、北見市の「まちづくりパワー支援補助金事業」に認定。こうした〝追い風〟もあり、H・B・Bによる常呂町でのお披露目ライブの実現にこぎつけた。
まちおこしの楽しさ
子ども達にも伝われば
ライブは、同日開催の「トコロ de ガーデンマルシェ」(11時~15時、常呂町百年広場)とのコラボ企画。同広場で午後1時半にスタートし、H・B・Bの3人が生演奏で「コンナトコロ─常呂町─」を披露する。
後藤さんは「地元住民がアクションを起こせばまちの歌も作れることができるんだ、ということを常呂の子ども達に伝えたい」と話している。
問い合わせは、担当者(090-1522-6317)へ。(大)