第106回全国高校野球選手権大会北北海道大会の北見支部予選(北海道高校野球連盟など主催)が23日、北見市営球場で開幕した。初日は2試合が行われ、網走桂陽が美幌、北見緑陵が北見商業をともにコールドで下した。
11チームが出場。第1試合は12安打を放った網走桂陽が4回まで毎回得点。8盗塁の積極的な走塁も目立った。美幌は2回に1点を返したが、及ばなかった。
北見勢の対戦となった第2試合は、全校応援を受けた北見緑陵が躍動。3回と6回に5安打ずつを集中してそれぞれ5点、4点を奪い、投げては田中里空、菅原悠斗(ともに2年)両投手が北見商業を6回5安打無失点に抑えた。
北見緑陵は次戦で北見柏陽と対戦。緑陵の吉田叶夢主将(3年)は「練習試合などでは負けたが、これまでの練習の成果を全て出してぶつかりたい」と抱負を述べた。
開会式では網走南ケ丘の野口嵩人主将(3年)が選手宣誓。今年初めの能登半島地震に触れ「大好きな野球ができることは当たり前ではない。感謝の思い、声援を力に変えて最後の1球まで戦い抜き、オホーツクの夏を熱くします」と述べた。
大会は27、28日に2回戦、30日に北北海道大会への代表決定戦が行われる予定。
【23日】
▽北見商業0―10北見緑陵(6回コールドゲーム)
▽美幌1―11網走桂陽(6回コールドゲーム)
【24日】
▽斜里・大空・津別0―34北見工業(5回コールドゲーム)