置戸町の名物イベント第47回「人間ばん馬大会」(実行委主催)が6月30日、町内の特設会場で開かれた。最高気温30度を超える厳しい暑さの中、体力と気力の限界に迫るレースに選手と観客が一体となった。
おけと夏まつりのメーンイベント。オホーツクと十勝管内の38チームが出場。7人引き、5人引きとも300㌔を引っ張る予選を経て、勝ち上がった各8チームが500㌔に増量したそりを引く決勝に挑んだ。
最終レースの5人引き決勝では、先に行われた7人引きで優勝した北見の「レイワホースワン」と地元チーム「アキタホマレ」「カツヤマックス」が圧巻のレースを展開。コースの乾燥でそりが思うように滑らず、選手達のスタミナが奪われていく中、レイワホースワンが先行するアキタホマレとの距離をじりじりと詰めて逆転するとそのまま逃げ切り、優勝した。
5人、7人引きのW優勝を果たしたレイワホースワンの41歳男性は「優勝はチームの力。気合で引ききった」と息を切らせながら喜びを語った。(理)