北見市北見自治会連合会主催の青少年活動研修会がこのほど、市内東三輪のサンライフ北見で開かれた。北見柏陽高校と北見工業高校でボランティアに取り組む生徒らを迎え、それぞれの活動発表を聞いた。
北見柏陽高校はボランティアサークル「だるま」代表(3年)ら6人が参加。51人のメンバーのほとんどが部活と両立しながらボランティア活動をしているという。生徒達は、こども食堂やフリースクール、北見神社の縁日の手伝いなど活動内容を紹介し「人と話をすることが苦手だったが、ボランティアを通して自分に自信が持てるようになった」と話した。
北見工業高校は、3つの科がそれぞれ授業の一環として、専門知識や技術を活かしたボランティア活動を行っている。佐藤靖尚校長と3年生4人が訪れ、各科の取り組みを発表した。電子機械科は「ものづくりにおける地域貢献」をテーマに、地域の町内会や学校などから要望を受けたごみステーションの製作、プログラミングの出前授業などについて紹介。電気科は「電気科で学んだ知識や技術を生かしたボランティア活動」と題し、参加した小公園のイルミネーション設置作業などについて説明。建設科は「地域ボランティア班によるJR東相内駅改修工事」をテーマに、駅名標の更新や柵の塗り替え・補強、外装塗装などこれまでの活動を報告した。
同自治連福祉副部長は「小中学校、高校のボランティア活動を通して、地域と学校の連携のあり方を考えたい」と研修の趣旨を説明。市内すべての小中学校で実施したボランティアや地域貢献活動についてのアンケート結果から、多くの学校でボランティア活動を行っていることを伝えた。
参加者達は、生徒達の熱心な取り組みの数々に感心、感嘆の声を上げていた。