秋まき小麦の収穫が北見地方で始まった。コンバインの大きなエンジン音とともに、北海道の短い夏を思わせるような短期決戦の刈り取りが急ピッチで進められている。
秋まき小麦は前年の秋に種をまき、越冬させ、7月中~下旬ごろの収穫期を迎えると、5~7日前後の短期間で一気に刈り取る。きたみらい農協管内では、秋まき小麦「きたほなみ」を約3600㌶で作付けし、今年の収穫作業は上ところなどの早い地域で20日からスタートした。
市東相内町の畑で刈り取りを行っていた相内麦作生産組合は22日から作業を開始。先週の晴天と高温で一気に生育が進んだそうで、生産者は「まずは刈り取りまでこぎつけた。収穫期の雨予報が気がかりだが、高品質を維持できれば」と話していた。(理)