祖父母の立ち位置・役割
これまでの親子関係を親から祖父母、子どもから親へと「立場をしっかりスライドさせる」ことが大事で、祖父母世代にとって最後の子育ては「子どもをしっかり自立させること」と、ぼうださん。また、孫の子育て方針を決めるのは、子ども夫婦であり「祖父母はその子育てがうまくいくようサポートしてあげましょう」と話しました。
コミュニケーションのコツ
ぼうださんは、大人の基準で「褒める」より、孫が取り組んできたプロセスを共有して「認める」ことが大事だと言います。認める声かけのコツは「何度も練習したから、できるようになったんだね」「前より〇〇〇だね」などと、努力したことや前後の変化について言語化すること。認める声かけで、孫や他孫(たまご=他人の孫)に「『できなかったことも何回も練習すればできるようになる』という魔法をかけてほしい」と呼びかけました。
考え方は違って当たり前
家族だから「言わなくても大丈夫」「これくらいのことは分かってくれている」と思い込まずに、子ども夫婦は祖父母にやってほしいこと・やってほしくないことを必ず伝える。祖父母もやりたくないこと・やりたいことを伝えることが大事だと話しました。
子育ての方法や道具、環境、制度は変わったが「大切なことは何も変わっていません」と断言し、世代間ですれ違いの多い事項(※左記)について解説しました。
子育て今と昔の違い
◇白湯・果汁
お風呂上がりなど、白湯でなく、母乳を。果汁も与えない
◇抱き癖
泣いたらすぐに抱っこ。スキンシップ重視
◇出産後すぐの沐浴(産湯)
体温低下、皮膚のバリア機能を保つため沐浴はせず拭くのみ
◇母乳とミルク
母乳をすすめる。ただし、出る、出ないは、わからないので、ママの気持ちを大切に。
このほか、抱っこ紐やベビーモニターの利用、小学生の連絡帳・連絡網のアプリ化、お年玉などの電子マネー化などにも触れました。