北見藤高校の清掃遠足がこのほど、同校から香りゃんせ公園まで2ルートに分かれて行われた。生徒達は歩きながらごみを拾い集め、街をきれいにした。
学校行事が中止になったコロナ禍の4年前、全校生徒が屋外でできるボランティアイベントとして、遠足とごみ拾いを合わせた清掃遠足がスタートした。
この日、全校生徒約420人が参加。1年生は小公園を、2、3年生は野付牛公園を経由し、空き缶やペットボトルなどのごみを次々とごみ袋の中に入れた。
2年生の女子生徒2人は「意外ときれいでしたが、缶やたばこの吸い殻が多かったです。普段からごみを見かけたら拾おうと思いました」と充実した表情をみせた。
また、同校のボランティアグループ「Sクラブ」をサポートする国際ソロプチミスト北見みんとのメンバーもごみ拾いに参加。この日の閉会式では、リングプルを車椅子に交換する活動などを行っている同会の後藤田倫子会長に、生徒から資源ごみの入った袋が手渡された。
後藤田会長は「若い世代の人達が地域へのボランティアに取り組んでいることに敬意を表したい。これからも支援したいです」と話していた。(菊)