同議会が同基本条例を制定する理由について、骨子案の前文では「市の最高規範である北見市まちづくり基本条例に定める議会の役割、議員の責務などを追求していく中で~中略~議会には監視、調査、政策立案及び立法機能のさらなる強化が、議員には政治倫理が求められている」などと説明している。
「議員は市民全体の奉仕者」
骨子案は8章・25条からなる。第6条(議員の政治倫理)では「議員は、市民全体の奉仕者として、政治倫理及び人格の向上に努め、常に良心に従い、誠実かつ公正にその職務を行わなければならない」とした。
市民の声を反映し策定
10月1日まで受け付け
現在の北見市は、2006(平成18)年3月、当時の端野町と常呂町、留辺蘂町の1市3町が合併して誕生。二元代表制の一翼として〝新北見市〟の市政運営を担う議会は、「(議会としての)役割を自覚した上で、その権限を最大限活用して職務に励むことを決意し、市民によるまちづくりを実現するため、基本条例を制定する」(骨子案の前文より)ことにした。
骨子案の内容は、北見市本庁舎や端野・常呂・留辺蘂総合支所などでも閲覧できる。パブリックコメントは、郵送、ファクス、電子メールなどで受け付けている。
問い合わせは、同議会事務局総務課(0157-25-1184)へ。
※議会と首長はともに住民の代表であり、対等な立場。市政運営の基本的な方針を決めるには、議会での決定(議決)が必要となり、議会は政策形成をする場である。(大)