
北見市議会議会改革特別委員会は12日、前回に続き議員定数のあり方について協議を継続。これまで定数案を保留していた会派が考え方を示し、全9会派の意見が出揃った。
現在の市議会議員の定数は26。意見を保留していた最大会派の市民・連合クラブ(7人)は「1~2人を限度に削減」と提案。現状維持派から「13人減」、「8~15人減」の大幅削減派まで各会派の意見が出揃った(表参照)。
現状維持派の主な理由は「管内の網走市、紋別市や美幌町、津別町などと比べるとむしろ(人口当たりの)議員数は少ない」「市民の多様な意見を議会論議に反映させるべき」など。大幅削減派は「意思決定のプロセスが円滑になり迅速な対応が可能になる」「議員数が極力少ない自治体を目指すべき」など。1~2人削減派は「市の財政難を招いた責任は重いが、市政のチェック機能もしっかり果たさなければならない」「人口減少の中、市民の声や特別委での意見を総合的に判断」など。
26人維持から半数以下まで
パブリックコメントは実施せず
委員からは議会としての判断を下す前にパブリックコメント(意見公募)などを実施すべきとの意見もあったが、「委員一人ひとりが市民の意見を聞く場を設けるべき」「まずは議会としての考えを示すのが先」との意見もあり、委員会としては実施を見送った。
次回の委員会は6月に行われる。 (柏)