北見市教育委員会は、今年度の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の北見市分の調査結果を公表した。調査対象は小学6年生と中学3年生で、平均正答率は小学生の国語と算数、中学生の国語と数学のいずれも全道、全国平均を下回った。
調査は今年4月18日に実施。市教委は市内分の調査結果と全道、全国の結果を併せて市のHPで公開している。
北見市の小学生の平均正答率は国語が63・0%で全道平均の67・0%を4・0ポイント、全国平均の67・7%を4・7ポイント下回った。算数は56・0%で全道平均の61・0%を5・0ポイント、全国平均の63・4%を7・4ポイント下回った。
国語は「読むこと」と「書くこと」、算数は「変化と関係」にそれぞれ課題があった。
市内中学生の平均正答率は国語が56・0%で全道平均の58・0%を2・0ポイント、全国平均の58・1%を2・1ポイント下回った。数学は51・0%で全道平均の51・0%と同率、全国平均の52・5%を1・5ポイント下回った。
国語は「書くこと」、数学は「数と式」に課題が見られた。
【児童生徒へのアンケート調査】
市内小学生は、1日1時間以上勉強する児童が平日39・3%で全道平均の57・4%、全国平均の54・6%を下回った。市内中学生は平日57・4%で全道平均の57・0%をわずかに上回ったものの全国平均の64・3%を下回った。
市教委は、学習環境や指導技術、指導方法の向上などを通じて「学力向上の取り組みを進める」としている。(柏)