
自然や環境問題について学ぶ「こども環境学習会」が6日、北見市クリーンライフセンターで開催された。市内の小学4年生から6年生までの17人が参加し、ゴミについての講義を受け、ペットボトル手選別、工作などを体験した。
講義では市廃棄物対策課の大和田惇さんが講師を務め、資源ごみについて説明。ゴミの捨て方は自治体によって違うことに触れ、北見市のルールでは、ペットボトルはふたやラベルを外して、中はすすいで乾かし、つぶさずに、ほかのごみと分けて捨てることなどを話した。
ペットボトル手選別体験では、市内で集められたペットボトルごみが、ベルトコンベアから流れてくると、ラベルの付いたもの、つぶれているものといった、ルール違反のものを選別した。
体験後、子どもたちから「つぶれているのを見分けるのが少し難しかった」「キャップがついてるものが、見分けにくかった」などの声が聞かれたが、それでも「楽しかった」と笑顔を見せた。
ペットボトル工作ではジャイロと、ふたでストラップを作った。スタッフがよく飛ぶ投げ方のコツを伝えると、子どもたちは完成したジャイロを廊下で飛ばした。
最初は緊張気味だった子どもたちも、作業や遊びを通してすっかり打ち解け、楽しそうな笑顔を見せた。
施設見学では、普段は入れない「中央制御室」も、この日は特別に公開され、ゴミピットでは、ゴミクレーンで持ち上げたゴミを落とす作業も見学した。
この取り組みは、市が毎年行っているもので、次世代を担う子どもたちが、環境問題についてさまざまな体験や学習を通じて、環境保全意識を高めることを目的としている。 (知)
