民生委員児童委員とは、厚生労働大臣から委託された非常勤公務員。地域の要援護者への相談支援や、自主的な地域福祉活動など、ボランティアとして幅広い分野で地域住民の生活を支えている。
同講座は、人権をめぐる考え方や、それらの普及、啓発の重要性を学ぶ目的で開催。オホーツク管内の民生委員児童委員約200人が受講した。
小林氏は、福祉が持つ役割について「困窮者を支え、困窮者を生まない社会をつくること」と主張。
これらを踏まえた民生委員児童委員活動について「地域全体を支え、福祉教育によって考えや行動に働きかけて問題の元を直すことが大切です」と語った。
続けて「困窮者にとっての『幸せ』を考え、行動をもって力になることこそ重要です」と強く呼びかけた。
最後に「皆さんの活動はボランティアであるから尊い。皆さんの活動が、地域、社会を豊かにするものだと心から信じています」と、参加者達の活動を労い、激励の言葉を送った。(結)