人権を尊重した地域の福祉教育を

2024-09-20 掲載

(北見市/社会)

民生委員児童委員活動推進講座

 人権の尊重をテーマにした第25回民生委員児童委員活動推進講座が10日、北見芸術文化ホールで行われた。日本福祉大学・社会福祉学科の小林洋司准教授が講師を務め、自らの体験や経験などを交えながら福祉活動・教育において大切なこと、小林氏が思う「人権の尊重」について語った。

北見で日本福祉大准教授が語る

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 民生委員児童委員とは、厚生労働大臣から委託された非常勤公務員。地域の要援護者への相談支援や、自主的な地域福祉活動など、ボランティアとして幅広い分野で地域住民の生活を支えている。

 同講座は、人権をめぐる考え方や、それらの普及、啓発の重要性を学ぶ目的で開催。オホーツク管内の民生委員児童委員約200人が受講した。

 小林氏は、福祉が持つ役割について「困窮者を支え、困窮者を生まない社会をつくること」と主張。

 これらを踏まえた民生委員児童委員活動について「地域全体を支え、福祉教育によって考えや行動に働きかけて問題の元を直すことが大切です」と語った。

 続けて「困窮者にとっての『幸せ』を考え、行動をもって力になることこそ重要です」と強く呼びかけた。

 最後に「皆さんの活動はボランティアであるから尊い。皆さんの活動が、地域、社会を豊かにするものだと心から信じています」と、参加者達の活動を労い、激励の言葉を送った。(結)

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