全国から寄贈された美術作品を紹介する、NPO法人置戸ぽっぽ絵画館(おけとコミュニティホールぽっぽ内)は26日(土)に年に一度の展示替えを行う。来期は洋画家、西田陽二氏の作品をメインとし、同日午後6時から作家本人を招いてのギャラリートークを開く。
西田氏は2010年に北海道文化奨励賞、14年に光風会展・文部科学大臣賞、11年と16年に日展特選など数多く受賞。現在は日展会員、光風会理事で星槎道都大学特任教授を務める。エキゾチックな螺鈿(らでん)細工の家具や優雅な花、陶磁器などのモチーフを用い、精緻な描写力と構成力で気品ある女性達の姿を描いた作品は高い評価を受けている。同絵画館には100号の大作を含む17点を展示する。
このほか、作品の掛け替えでは200作品のうち約半数を更新。作風の異なるさまざまな絵画を紹介する。
同法人の細川昭夫理事長は「作家本人から話が聞ける貴重な機会。芸術の秋を楽しむ一日にしてほしい」と、町内外からの来場を呼び掛けている。ギャラリートーク後、懇親会(有料)もある。(理)