置戸町地域福祉センターで19日、未就学児の親子と高齢男性を対象にした調理実習が行われた。町が行う「ちびっこクッキング」と「男性の料理教室」の初のコラボレーション企画。子ども達と男性陣に分かれて調理し、最後は試食をしながら交流した。
この日は26人が参加。「和食」と「よく噛んで食べる」をテーマに「乾物」を使った料理に挑戦した。
子ども達は食生活改善推進委員から、高野豆腐やひじきなどの栄養について教えてもらった後、ラップを使って「ひじきのおにぎり」と「チーズおかかおにぎり」をギュッと握った。
男性陣は管理栄養士の髙田ひとみさんを講師に豚汁ときなこミルク餅を調理。豚汁の中には高野豆腐や切り干し大根などを入れ、化学調味料(だしの素)ではなく、天然だしパックを使って塩分濃度を0・7~0・8%に抑えた。
みんなそろっての試食では髙田さんが「腰を安定させて姿勢を正しくすると、消化吸収も良く、噛む力も強くなります」と呼び掛けた。食後には、全員で童謡を歌い、楽しい時間を過ごした。(理)