美幌、津別、大空3町のボランティア実践者が交流する「3町ボランティア朋のつどい」が11月28日、美幌町民会館で開かれた。
約90人が参加。元日の能登半島地震で被災した石川県志賀町の災害ボランティアセンターで活動した美幌町社会福祉協議会福祉活動専門員の西脇一宏(いっこう)さんが実践報告した。
西脇さんは、物資やボランティアが集まる被災地で活動した経験を踏まえ「安易に食べ物や水を送ってはいけない」と指摘。「少量で仕分けが大変だったり、ライフライン(道路)が閉ざされていて復旧すれば行き渡る場合や、届く頃には必要なものが変わっている可能性もある」などと話し、日本赤十字社をはじめ、被災地が必要としている物品を供給するサイトに寄付する方法などを紹介した。
つどいではこのほか、太田博美さんが災害時のトイレの重要性について講話。参加者同士で日ごろのボランティアについて話し合った。(浩)