北見市は、財政立て直しに向けた市財政健全化計画の市民説明会を21日から23日まで、市内4会場・全5回の日程で開催。あす19日からは4自治区の各まちづくり協議会でも説明が行われる。辻直孝市長は、市民の意見を踏まえて来年度の予算編成を行うとしており、説明会での市民の反応が注目される。
市は2026年度から生じる毎年30億円もの収支不足解消に向け、同計画を策定。25~27年度の3年間を集中健全化期間と位置づけ、一般財源総額を単年度収支で30億円に圧縮し、単年度の市債借入総額を65億円から45億円に減らす方針を掲げている。また、施設の統廃合や事務事業の廃止・縮小、人員削減、補助金の見直しなどの具体策を示すアクションプランも公表した。
開会中の定例北見市議会代表・一般質問では、同計画について多くの質疑が交わされた。財政悪化を招いた要因について、辻直孝市長の責任を厳しく追及する場面もあった。
市民説明会では、市長自らが出席し、説明や質問に対応するとみられる。事前申込は不要で、市は駐車場に限りがあるとして乗り合いや公共交通機関の利用を呼びかけている。
日程は次の通り。
▽21日(土)午前10時、北見市民会館
▽21日午後3時、留辺蘂町公民館
▽22日(日)午前10時、常呂町多目的研修センター
▽22日午後3時、端野町公民館
▽23日午後6時半、北見市民会館
問い合わせは市財政課(0157-25-1112)へ。