美幌博物館は1月から、美幌みどりの村森林公園の散策用としてスノーシューを無料で貸し出している。冬の森林公園は、樹木の冬芽や動物の足跡など冬ならでは見どころもあり、散策をすすめている。
博物館は2024年2月に、森林公園内の樹木の見分け方を学ぶ講座を開催。日常的な散策用にスノーシュー貸し出しを求める声があり、要望に応えた。
森林公園にはイタヤカエデなどが自生し、冬芽など春に備える姿が見られ、雪面ではエゾユキウサギなど動物の足跡がいたるところで見られる。
美幌町の市街地をはじめ斜里岳など近隣の山を展望できる場所も。城坂結実学芸員は「レンタルが森林公園に親しむきっかけになればうれしいです」と散策をすすめている。
貸し出しは3月30日まで、開館日の午前9時半から午後3時。利用は美幌みどりの村敷地内に限る。対象はスノーシューを使ったことがある人か、経験者を同伴している人。18歳未満は保護者の同伴が必要。各日先着5人まで。
スノーシューは24・5㌢から28・5㌢までの靴に対応。希望者にはポール(ストック)も貸し出す。問い合わせは博物館(0152-72-2160)へ。 (浩)