美幌高校卒業後に就農を希望する生徒にエールを送る「将来の農業担い手激励会」が17日、高校で開かれた。
地域の基幹産業を支える人材を励まそうと、オホーツク農業担い手養成対策協議会(会長・平野浩司美幌町長)が開催。平野町長、地域の農業関係機関の代表者、PTAの谷口武寛会長ら8人、3月に卒業を控える3年生6人を含む農業科の生徒21人が出席した。
平野町長はあいさつで「農業の道を選んだことをうれしく思い、敬意を表します。学ぶことと感謝の気持ちを忘れず前向きに進んでください」と激励した。
3年生6人が抱負。このうち、東京農業大学進学後に佐呂間町で就農を予定している惣田健斗さんは「機械と設備を大規模化し、飼料はできるだけ自家生産したい」、北海道農業大学校を経て網走市で就農する武内寛門さんは「高校で学んだ知識を生かし、安定した畑作経営をしたい」と目標を述べた。
卒業後、網走市で就農を予定する谷口颯汰さんは「機械をメンテナンスして修理費用を抑え、ロボットトラクターなどスマート農業を導入したい」と展望を述べた。
美幌町農協の清野俊介組合長が3年生に記念品を手渡し「仲間を大切に、多くの人とかかわる中で大きな夢を実現してください」と活躍に期待した。 (浩)