子どもが放課後をどこで過ごしているかを問う質問(小学校児童の保護者のみ)では、最も多い回答が「自宅」で、前回調査から横ばいの結果となりました。続いて「習い事」、「児童館・児童センター」、「祖父母宅や友人・知人宅」、「放課後児童クラブ(学童保育)」などとなっています。
2018年度の前回調査に比べ児童館・児童センターが増加する一方、「祖父母宅や友人・知人宅」「習い事」が減少しています。
子育てと仕事の関係については、就学前児童の保護者、小学校児童の保護者ともに「家庭で子育てをしたいが仕事をせざるを得ない」が最も多く、就学前児童の保護者は37・3%、小学校児童の保護者は39・8%。いずれも前回調査に比べ増加しており、経済面での負担増が伺えます。「理想通りに家庭で子育てをしている」は、就学前児童の保護者が27・2%、小学校児童の保護者が22・0%で、いずれも前回調査に比べ低下しました。
子育ての環境や支援に対する満足度は就学前児童の保護者で「満足」と「やや満足」を合わせて42・8%、小学校児童の保護者は27・8%。就学前児童の保護者の満足度が上昇している一方、小学校児童の保護者の満足度はわずかに減少しています。
子育てに関する環境整備で重要視する項目のトップは、保育料の減額・児童て手当の増額などの「経済的支援」。このほか「仕事と育児の両立ができる職場環境の整備・充実」「保育所や認定こども園での事業内容の充実」「保健・医療機関の充実」「保育士・幼稚園教諭の労働条件の向上」などが上位になりました。 (柏)