アジャタは高さ4㍍12㌢のかごに100の玉を入れる速さを競う、上川管内和寒町発祥の競技。グリーンロケッツは、大運動会2日前の9日に訓子府町内で開かれたオホーツク玉入れ選手権で、男性メンバーでつくるチームが優勝。2位にも女性メンバーでつくる「レディース」が入るなど活躍した。
大運動会には、両チームから米田隆輔さん(40)、漆原忠さん(47)、佐々木一生さん(22)、前田政文さん(63)、髙松彩花さん(33)、市川朱美さん(40)の6人が臨んだ。
マスタークラスは21チームが出場。上位20チームが決勝に進み、さらに10チームが優勝決定戦を行う方式で争われた。
グリーンロケッツは10チームが同時に競技する優勝決定戦で、1投目で大半の玉を入れるなどいち早くフィニッシュした。
公式記録は発表されていないが、映像で確認すると17秒ほどで、メンバーによると「練習でも出ないようなタイム」という。髙松さんは「訓子府の良い感覚のまま、緊張しすぎず、自信をもって臨むことができました」と笑顔を見せた。
24年9月に和寒町で開かれた全日本玉入れ選手権で一般の部、レディスの部で優勝。頂点を極めた後も、喜びに浸る間もなくすぐに練習を再開。過去の大会映像(音声)を練習会場に流したり、メンバー全員が見ている緊張感の中で投球をし合うなど、常に本番を意識してきた。最年長としてチームをまとめる前田さんは「練習で培われた自信が好記録につながりました」と胸を張った。 (浩)
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