
美幌
廃棄物中間処理施設の受け入れ正式表明
平野美幌町長「おおむね理解得られた」
美幌町の平野浩司町長が12月の町議会定例会行政報告で、網走市、大空町など1市5町で進める廃棄物中間処理施設(ごみ焼却施設)の建設候補地に選ばれている美幌町報徳地区について「町民の理解がおおむね得られた。正式に受け入れる判断に至った」と述べた。
報徳地区は6月、1市5町の協議会が4カ所の建設候補地から決定。決定を受け、美幌町は町民らを対象に説明会、見学会を開き、選定の経過や廃棄物処理の現状などを説明し、意見を受け付けてきた。
平野町長は今後、1市5町が協力して環境影響評価や地質調査などを進めていくとし「町民の皆さまのご理解とご協力をいただき、埋め立てるごみ減量化の観点から、一刻も早く中間処理施設が稼働できるようごみ処理体制の構築に努める」と述べた。
1市5町は2025年度中をめどに、施設の管理、運営に関する事務を担う「斜網地区廃棄物処理組合」の設立を目指す。 (浩)
ビホログリーンロケッツレディースがV2
全日本選玉入れ手権レディスの部
美幌町内の社会人玉入れチーム「ビホログリーンロケッツレディース」が9月、上川管内和寒町で開かれた全日本玉入れ選手権(全日本玉入れ協会、AJTA主催)レディスの部で2年連続4度目の優勝を果たした。
1チーム4~6人で、高さ4・12㍍のかごに100個の玉を入れる速さを競う、国内最大の大会。ビホロレディースは髙松彩花さん(33)、大野智実さん(53)、大瀧郁恵さん(55)、市川朱美さん(41)の4人。最少人数ながら、43秒43のタイムで準優勝チームに16秒以上の大差をつけて連覇を達成した。
ただ、予選では35秒台を記録。練習では10秒台も出ており、髙松さんは「記録は満足していません。3連覇を目標にしつつ、新たなメンバーも増やしたい」と話している。
同じく連覇を目指したグリーンロケッツビホロは、準優勝だった。 (浩)
インターハイでメダル2個
美幌町出身の後藤大輔さん
美幌町出身で北海道栄高校陸上部の後藤大輔さん(3年)が7月、広島県で開かれた全国高校陸上競技対校選手権大会(インターハイ)の男子走幅跳で3位、男子三段跳で2位に入り、2つのメダルを獲得した。
走幅跳は7㍍55を記録。優勝選手とはわずか4㌢の差だった。自己ベストは7㍍63。「ベストを出せれば優勝できたと考えると、くやしいです」と銅メダルにもくやしさをにじませた。
三段跳は、決勝1回目の跳躍で自己ベストを10㌢更新する15㍍41、2回目ではさらに27㌢更新する15㍍68を記録するなど大会中に〝覚醒〟する充実の跳躍を見せたが、ライバル選手も会心の跳躍を見せ、6㌢差で惜しくも優勝を逃した。
8月には中国内モンゴル自治区で開かれた日・韓・中ジュニア交流競技会男子走幅跳に日本代表として出場。9月には香港2025U20東アジア陸上競技選手権大会の男子三段跳に出場するなど、活躍の場を世界に広げつつある。来春からは中央大学への進学が決定。「大学でもスピードを重点的に磨きたい。日本を代表して世界で戦える選手になりたいです」と話している。 (浩)
美幌商工会議所新体制
新会頭に中川寿一氏
美幌商工会議所の臨時議員総会が10月に開かれ、新しい会頭に副会頭の中川寿一氏(60)=三星運輸㈱社長=が選任された。
3期9年間会頭を務めた後藤哲也氏(72)が勇退。中川新会頭は「物価高の中で賃上げしていかなければならない時代。果敢にチャレンジし、皆さんのお力をお借りして美幌の経済を盛り上げていきたい」と抱負を述べた。
副会頭は宮田博行氏(62)=㈱宮田建設社長=、横山直樹氏(61)=㈱横山土建社長=、幸田英治氏(62)=㈲北光興産社長=の3人が選任された。いずれも新任。専務理事には伊藤健一氏(53)が再任された。 (浩)

