北見市内の中学校と義務教育学校で14日、一斉に卒業式が行われた。中学生活を惜しむかのような名残雪が降る中、約830人が思い出の詰まった学び舎を巣立った。
高栄中学校では卒業生104人の名前が一人ずつ呼ばれ、生徒が保護者に顔が見えるよう起立。各クラスの代表生徒が登壇し、久間博文校長から卒業証書を受け取った。
久間校長は「卒業証書は中学校時代のあなたの歴史。中学校までの川下りを終え、山登りとなるこれからの自分の歴史づくりに励んでください」と励ましの言葉を送った。
続いて在校生代表(2年)が「この先に起こる事は必ずしも良い事ばかりではないかもしれません。そんな時こそたくさんの時間を共に過ごした仲間との絆を思い出してください」と、はなむけの言葉を贈った。
卒業生代表は「この3年間は勉強だけでは学び得ることができないたくさんの思い出をくれました。壁にぶつかっても絶対に乗り越え、自分の力で進んでいけるようこれからも努力します」と次なるステージに向けて決意を述べた。
最後は気持ちを一つにして式歌「道」を合唱。在校生や保護者らの拍手で見送られ、涙を浮かべる卒業生の姿もあった。 (理)