財政健全化計画に関わる条例改正案など審査

2025-03-18 掲載

(北見市/政治)

北見市議会 総務教育常任委

原案通り可決へ

 定例北見市議会総務教育常任委員会は17日、学校教育部や社会教育部などに関わる2024年度一般会計補正予算案、条例改正案などを審査し、いずれも原案通り可決すべきとした。

 学校教育部の審査では、学校施設長寿命化事業として実施する光西中学校の校舎・屋内運動場の全面改修工事と南小学校の児童用トイレの改修工事に関連し、林裕委員(志)が「今後予定される校区の見直しを先にすべきではないか」と質問。市側は学校施設長寿命化計画の中で優先度の高い事業であることやトイレ改修など喫緊の課題でもあるとして理解を求めた。

 社会教育部の審査では、市の財政健全化計画アクションプランに位置付けられている北見芸術文化ホール内生涯学習コーナーを教育委員会事務局(端野総合支所内)に機能移転させることに伴う条例改正(4月1日施行)、常呂町野球場の廃止に係る条例の廃止(同)などを審査した。

 生涯学習コーナーの機能移転について市側は「現在行っているミント宅配便(出前講座)の運営や、学習相談、申請受付などの機能を移転し、市民に影響がないように今まで通り業務を継続していく」と説明。

 今年3月31日で廃止する常呂町野球場について菊池豪一議員(日本共産党)が質問。市側によると、同野球場の過去5年間(2020年度~24年度)の利用は年間延べ246人~486人で、5年間の大会開催の実績はない。また、市民説明会でも同球場に関する意見はなく、市内野球場の再配置を進める中で常呂自治区の野球活動が低下している現状をふまえ廃止の決断に至ったという。 (柏)

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