ドラッグストア誘致、財政負担大きく実現困難

2025-03-21 掲載

(訓子府町/政治)

訓子府町議会 一般質問は5議員が登壇

一般会計予算案など可決し閉会

 訓子府町議会定例会が開かれ、2025年度予算案などを審議した。一般質問では議員5人が登壇した。

 このうち泉愉美議員はドラッグストア誘致に向けた町の動きについて質問。伊田彰町長は企業に打診したが商圏範囲を理由に難色を示された旨を説明。誘致に必要な町の財政支援の試算では、店舗建設に約3億2500万円(当時)、数十年にわたる運営費補助は年間1千万円と「負担が大きく、既存事業者の撤退の可能性も含めて検討した結果、テナントで市販薬販売の機能を確保できるよう働きかけを行っている」と理解を求めた。

 余湖龍三議員は地域おこし協力隊の募集状況を質問。伊田町長は4月からまちづくり会社設立準備スタッフ2人とコミュニティサポーター1人を採用すると回答した。

 谷口武彦議員は小中学校の再編を含めた今後の考えを聞いた。高橋治教育長は「再編は行政の都合だけで行われるべきものではなく、保護者や地域住民の主体的な意向を尊重すべき」と慎重に検討していく考えを示した。町内2小学校の2026年度から5年間の入学者数は訓子府小が24人、21人、28人、16人、17人。居武士小が4人、3人、1人、0人、1人を見込んでいる。

 定例会は新年度一般会計予算案などを原案通り可決し、14日に閉会した。 (理)

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