全国平均より肥満の割合多く
調査は4~7月、全国の小学5年生と中学2年生を対象に実施。市内では小学生817人、中学生771人が参加しました。
市内児童生徒の平均身長は小学男子が140・57㎝、同女子が141・07㎝、中学男子が162・29㎝、同女子が155・30㎝で、全国平均を上回るかほぼ同じでした。
体重は全国と比較して0・2~2・5㎏重く、肥満傾向(高度肥満、中等度肥満、軽度肥満)は、小学男子で24・9%(全国平均13・3%)、小学女子で12・8%(同9・7%)、中学男子で14・2%(同10・1%)と肥満傾向の割合が高い結果となっています。
運動能力は全国平均の壁高く
運動能力調査は小中学生ともに8種目を実施しました。小学生は男女ともに「握力」「反復横とび」「ソフトボール投げ」の3種目で全国平均を上回り、「上体起こし」「長座体前屈」など5種目が全国平均をやや下回りました。前年度の市内平均値との比較では男女とも6種目において上回る結果となりました。
中学生男子は「握力」と「50m走」の2種目が全国平均を上回り、その他の種目は下回りました。同女子は全国平均値を上回る種目はありませんでしたが、前年度の市内平均値との比較では、男子は6種目、女子は2種目で上回る結果となっています。
市教委や各学校は、体育の授業以外での運動機会の創出や、学校行事との組み合わせの工夫やICT機器での「見える化」などを通じ、児童生徒の体力向上の改善を図るとしています。 (理)