
訓子府町の第2回定例町議会は17日に開会し、補正予算案などの審議のほか、議員7人が一般質問を行った。
このうち、谷口武彦議員は「さまざまな町民の声への町の対応」について質問。「町に声を届けるための公式LINEをそもそも利用していない町民が多いなど、なかなか声を上げられない町民がいる」と状況を聞いた。
町政策推進課の大里孝生課長は2023年9月に導入した町公式LINEについて「現在までに約900人が登録しているが町民の声は上がってこない」と報告。「町民が声を上げるにはどういう方法があるのかを考えていきたい」と答えた。
これを受けて谷口議員は「ご意見箱の設置といったアナログな対策も大事では」と提案し、伊田彰町長は「町民の声をどう聞くか検討したい」と述べ、月1回夜間に町長室を開放し、町民と語り合う「〝夜間町長室〟の利用などもその一つ。敷居は高くないつもり」と理解を求めた。
今年度一般会計補正予算案など議案7件と意見書案2件を原案通り可決し、会期を1日残し18日閉会した。 (寒)