鈴木くんはオリジナルアイデアを競う「第83回全日本学生児童発明くふう展」に「ビニール袋簡単オープナー」を出品して入選した。北見クラブからの受賞は初めて。
スーパーで野菜などを入れる袋を開けるのに手こずっている人を見て、ひらめいた。作品はホッチキスのような形で、2段階式の軸によって滑り止めの付いた板が前へ押し出され、挟んだ袋が開く仕組み。
鈴木くんは新年度の活動に向けて「さらに複雑な仕組みの物に挑戦できるよう技術を磨いて、人の役に立つものを作りたい」と張り切っている。
田中さんと高桑くんは、未来への夢を自由な発想で絵に表現する「第47回未来の科学の夢絵画展」に出品。田中さんは「ペット同はんOK飛行機」で優秀賞、高桑くんは「ドローン建設業」で奨励賞を受賞した。
田中さんは昨年1月に発生した航空機衝突事故でペットが犠牲になったことを知り、自身も犬を飼っていることから「ペットも一緒だったら助かったかも」という思いを絵にした。今後も「楽しみながら自分の作りたいものを形にしていきたいです」と話している。
高桑くんは「ドローンなら工事中の事故がなくなる」と考え、ドローンのプロペラなど細部までこだわって仕上げた。受賞は「心の中で大声で叫ぶくらいうれしかった。これからもものづくりを楽しく頑張りたいです」と笑顔を見せた。 (理)