オホーツク総合振興局は、管内18市町村に対する2024年度特別交付税の交付額を公表した。3月交付53億4400万円を合わせた総額は82億1800万円で、前年度に比べ4・1%減少した。不採算地区の公的病院や地方バスに関連する財政需要が高まる一方、少雪により除排雪関連の財政需要が減少した。
国は12月と3月、災害などの財源不足を補う特別交付税を地方自治体に交付。今年度、管内分として除排雪関連経費や地域医療、地域交通の確保に要する経費などを計上した。
最も交付額の大きい北見市は19億3700万円で前年度比2・8%減少。網走市は11億7000万円で同13・1%減少。いずれも除排雪に要する経費が減少した。
このほか美幌町が3億9600万円で同10・4%減少。津別町が1億9000万円で同9・2%減。訓子府町が1億6200万円で同11・4%増加。置戸町が3億300万円で同23・1%増加。大空町が3億200万円で同3・7%増加した。