北見市在住の女性(72)は自分で染めた藍染作品がお気に入り。観葉植物「ポトス」の模様を入れた作品を掛け軸に仕立ててもらったもので「作品として新たな魅力が生まれたように感じています」と話し、自宅に飾って楽しんでいる。
女性は趣味で友禅染などの染色を楽しんできたが、長時間立っていることがつらく感じるようになり、ひと区切りつけることにした。せっかくならばと、それまで所属していた染色サークルで最後に発表した作品をインテリアとして手軽に楽しめるよう、市内の表具屋で掛け軸にしてもらったという。
白い布にポトスの下絵を描き、糸で縫い止めて絵柄が浮かび上がるようにした。染色は「仕上がりが思い通りになるか、毎回出来上がるまでドキドキしながら作業していました」と語り、同じ染料を使ってもその時々で仕上がりが異なり、奥深かったと魅力を振り返る。
掛け軸となった最後の作品は、裏打ちされたことで布に張りが出て藍の凛とした雰囲気が引き立つ。「自分の作品ですが、毎日見てても飽きないくらい気に入っています」と笑顔を見せ「布をお軸にするという慣れない作業を引き受けてくださった職人さんへの感謝を込めて大切に飾っていきたい」と話している。 (理)