農業振興や人材派遣など6項目

2025-04-17 掲載

(訓子府町/社会・話題)

訓子府町と千葉県・石井食品が
包括連携協定締結

玉ねぎを軸に商品開発
同社の2人を派遣
持続可能なまちづくり目指し
石井社長「一緒に模索し、形にしていきたい」

協定書を手に握手を交わす伊田町長(写真左)と石井社長 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
協定書を手に握手を交わす伊田町長(写真左)と石井社長

 訓子府町とミートボールなどの製造販売を行う石井食品株式会社(本社千葉県船橋市)は9日、包括連携協定を結んだ。日本屈指の生産量を誇る玉ねぎを軸とした商品開発や地域ブランディングなどを通じ、持続可能なまちづくりを目指す。

 同社は、食の循環型ビジネスモデルを構築する一環として「地域と旬」をコンセプトに、独自の商品開発をはじめとする地域との連携に取り組んでいる。道内の自治体と連携協定を締結するのは初めて。

 協定は、農業振興、地域ブランディング、人材派遣など6項目において連携を図る内容。人材派遣では地域活性化企業人制度を活用し、同社の谷克彦さんと青山香織さんが4月に着任した。2人は町のまちづくり会社設立に向けた取り組みの一環として商品開発や品質管理などに携わる。

 同日、町役場で行われた締結式で、伊田彰町長は「これを一つの契機に、地方創生の実現に向けて一段と動き出し、町民とともに持続可能な新たなまちづくりに進んでいきたい」と述べた。石井智康社長は「我々がどんなことができるのかを一緒に模索し、何か形にしていきたい」と話した。 (理)

キーワード

  • 農業振興
  • 包括連携協定

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー