全国的に頻発する大規模な林野火災を受け、北見消防団(村田潔司団長)は20日、北見フラワーパラダイスで実践的な消防演習を実施した。
昨年7月に北見地区消防組合管内の置戸町常元地区で大規模な山火事が発生。鎮火まで7日間を要した。また今年2〜3月には岩手県、愛媛県、岡山県など全国各地で広範囲の林野火災が相次ぎ、予断を許さない状況となっている。
初めて実施する今回の演習には北見市北見自治区の団本部、零分団、ミント分団、第1分団、第2分団、第3分団、第4分団から約80人が参加。
開会式では、同組合管理者の辻直孝市長が「市民の安全安心を守るため訓練に取り組んでほしい」とあいさつ。フラパラ入口の駐車場に指揮本部を設置し、駐車場から約150㍍間隔で4台のポンプ車を配置。団員達は急勾配の園路をホースを担いで運び、各車両に連結。600㍍ほど先の頂上付近で火災が発生した想定で消火活動を行った。
団員達は日頃の訓練の成果を発揮し、息の合った動きで訓練に臨んだ。 (柏)