出来秋が楽しみ、地域にぎやかに

2025-05-26 掲載

(北見市/社会)

北見で畑の植え付け

 菜園活動を通じて支え合いのある地域づくりを目指す取り組みが今年も北見市内で始まっている。12日には南部地区地域包括支援センターの「まんまる農園」と高栄地区住民センターの畑を拠点に活動する「高栄だんだん菜園」でそれぞれ植え付け作業が行われ、参加者達が出来秋を願ってにぎやかに作業した。

包括支援センターや住民団体

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 「まんまる農園」は誰もが気軽に集える多世代交流の場にと、南部包括の職員と地域住民らによる菜園ボランティアが中心となって管理している。今年で5年目。

 植え付け作業にはボランティアのほか、北光幼稚園の年長児や福祉事業所を利用するお年寄りらも参加し、総勢60人ほどが参加。「大きくなるといいね」と種いもを優しく土の中に埋めた。

 また、今年は菜園ボランティアが4人から8人に増え、植え付け前に土起こしや肥料まき、ビニールハウスの設置などを行った。職員は「活動が地域に少しずつ浸透し、つながりが広がってとてもありがたい」とボランティアの協力に感謝する。今後は幼稚園児だけでなく、小中学生らとの交流機会もつくっていきたいとしている。

 「だんだん菜園」は女性に比べて地域活動への参加率が低い男性達が談笑できる場をつくろうと、市北部地区地域包括支援センターが2017年に開始。今年は菜園活動の参加者で立ち上げた地域サロンが運営主体となり、1年を通じて活動するという。

 同センターの畑と付近の民有地に加え、今年は事業主の厚意で、高栄西町の放課後等デイサービス「らぽーるⅡ」の畑を借りることができたことから3カ所で野菜を栽培。無事に収穫できれば、北部包括が開く「地域ふれあい昼食会」に提供するという。

 植え付け作業には男女10人ほどが参加。家庭菜園が得意な会員の手ほどきを受けながらキュウリやミニトマト、枝豆などの苗を植えた。毎週月曜日に水やりや草取りなどを行う。 (理)

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