美幌町内でピアノを学ぶ白戸希実(のぞみ)さん(美幌中1年)と田村有梨咲さん(美幌小2年)が、4月に神奈川県で開かれた第5回グランディール音楽コンクールのピアノ部門で、ともに金賞を受賞した。

　2人は2度の動画審査を通過してコンクールに出場。白戸さんはピアノ自由曲部門小学5・6年コース(出場8人)で金賞、ピアノ課題曲部門小学5・6年コース(同13人)で銀賞を受賞。田村さんはピアノ課題曲小学1・2年コース(同26人)で金賞に輝いた。

　白戸さんは3年連続3度目の出場で、初の金賞。自由曲部門の演奏では、出場者の中で優れた演奏に贈られる「ルミエール賞」も受賞した。自由曲部門の演奏について「練習よりもうまくいかず、演奏後に涙が出ましたが、結果を聞いて驚きました。たくさん練習したのが良かったのかなと思います」と振り返った。

　中学校では吹奏楽部に所属し、トランペットを担当。「ピアノも部活も頑張りたいです」と話した。

　田村さんは「しずかな鐘の音」(ドイツ民謡)を演奏。初めて臨んだコンクールでの金賞に「うれしいです。緊張はしませんでした。いつも通り弾いて、金賞は取れるかなとちょっと思いました」と自信をのぞかせた。

　今年はピティナピアノコンペティションや毎日こどもピアノコンクールなどにも挑戦する予定。「全国大会に出られるよう頑張ります」とさらなる活躍を誓った。

　2人を指導する石岡征子さんは、2人が金賞に輝いたことで最優秀指導者賞を受賞。「2人のお陰。白戸さんはリラックスして弾けたらさらにすばらしくなる。田村さんは、自宅でも練習を重ねた成果が出ました」とたたえた。　(浩)