
北見市の財政健全化計画アクションプランで廃止の方針が示されている北見勤労者総合福祉センター(サントライ北見)の利用者など3団体が20日、市に同施設の存続を求める要望書と3千筆あまりの署名を提出した。
存続を求めているのは北見卓球サークル連合会、北見地区ママさんバレーボール連盟、北見綜合卸センター。
同連合会の佐藤みゆき事務局長は「北見市は面積が広く、廃止されれば遠くまで行かなければならない。子どもやお年寄りには、そこまで行く手段がありません」と、切実な思いを述べた。
同センターの小松正道理事長は「サントライが使えなくなると利用者の居場所がなくなる」と話し、さらに「一つのテストパターンとして、サントライ独立組織のような、新しい組織を立ち上げる方法もあるのでは」と提案した。
この日公務で出席できなかった辻直孝市長に代わり、武田雅弘副市長は「そのようなアイデアを積極的に出して頂きたい」と話した。 (知)