
美幌警察署は、署員が住民宅を訪ねる「巡回連絡」に合わせて自転車事故の防止を訴えている。夜光反射材も用意して、着用が努力義務化されたヘルメットに張るなどして安全な利用を呼びかけている。
5月が自転車活用推進法の自転車月間で、雪が解けて利用が増えることから実施。地域係の署員が日頃行っている巡回連絡に交通係の署員が同行している。
22日は地域係の宮田誉巡査部長(24)と交通係の布川吏捺巡査長(24)らが日の出の髙木順子さん(68)宅を訪問。髙木さんと一緒に、ヘルメットと自転車の後ろに反射材を張った。髙木さんはヘルメットは必ず着用しているといい、布川巡査長は「自転車事故は、ヘルメットをかぶっていれば助かったというケースが多いので、これからも忘れずにかぶってください」と話した。
24年度の道内の自転車利用者ヘルメット着用率は10・3%で、全国平均の17・0%を下回っており、警察署は引き続きさまざまな場で着用を呼びかける。 (浩)