
中小企業家同友会オホーツク支部は「地域・企業と共に歩む ふるさと納税」をテーマに例会を開催した。同支部政策委員会(佐々木雄一委員長)が企画し、支部員51人が参加。財政健全化策として、ふるさと納税による収入増を見込む北見市の担当者らから情報提供を受け、支部員が返礼品をめぐるモノやアイデアを出し合った。
招かれた市商工観光部ふるさと納税推進担当の関谷剛氏は「ふるさと納税を始めるハードルは低い。〝北見ファン〟を創る意識で」と販路拡大のビジネスチャンスだと勧めた。
ふるさと納税の全国マーケティングを手がけるシフトプラス㈱の小﨑将司氏は「肉や魚だけではない。アイデアしだいで北見をどうにかできる」と熱弁。
グループに分かれ「ふるさと納税に何を出せるか」「ほしい商品は」などをテーマに考えを出し合った。
新規開拓の難しさ…
報告では焼肉、ホタテ、カーリング、農業・漁業体験といった従来から人気のある返礼品を挙げるグループが多く、新規開拓の難しさを思わせた。なかには「空き家管理は都会の人には興味があるのではないか」というユニークな意見もあった。
関谷さんは「こんな状況だが、皆さんのパワーを感じた。もっと盛り上がっていける」と講評し、同支部の諏江春樹支部長は「皆さん当事者意識があり、いろいろなアイデアが出た。このテーマで何回も開催したほうがいい」とまとめた。 (寒)