不動産業の㈱セクト(本社・北見市、近江陵太郎社長)主催、第4回「セクト杯中学野球大会」が14、15日、北見市内で開かれた。
北見白樺ライオンズクラブから北見地区青少年スポーツ振興会へと36年間続いた若獅子旗中学野球大会を受け「スポーツを通じて青少年の健全育成を」と同社が引き継いだ伝統ある大会。延べ40回目の節目の今大会には北見市内をはじめ訓子府町や美幌町、津別町から11チームが参加した。中学1年生で構成するクラブチームの北見ポラリスBBCも初参戦。
トーナメントを勝ち上がった北見南中と北見北光中の決勝戦は序盤、互いに堅守が光る好ゲーム。満塁のピンチを北光中先発・沼倉翔投手(3年)の気合のこもった投球で切り抜けた同中は4回裏、山本彪雅(ひゅうが)選手(同)の右中間を破る2点本塁打で先制。6回にも山本選手と沼倉投手の2者連続3塁打などで突き放し、最終回は左腕・山根透真投手(同)が締めくくり、6―0で勝利した。
北光中は初優勝。山本友陽(ゆうひ)主将(同)は「みんなで勝つことができたのが大きい。この勢いで全道中学をめざす」と意気込んだ。
7月5日には中体連初戦で両校の再戦が決まっており、南中の荒川壮大(まさひろ)主将(同)は「次こそ雪じょくする」と気持ちを切り替えていた。
大会運営は同社の多くの社員がスタッフとして支えた。表彰式で近江社長は野球関係者と保護者の支援に感謝するとともに選手達に「両校とも素晴らしかった。将来はぜひ当社に入社を」と締めくくった。 (寒)