
北海道中途難失聴者協会オホーツク支部(みみずく)は、北見市と網走市で月1回「みみずくCafe」を開催し、耳が聞こえない、聞こえにくい人達の交流の場となっている。15日は北見市総合福祉会館でCafeを開催。会員4人のほか、美幌町から2人が参加した。会話はすべて、市から派遣された要約筆記奉仕員2人が要約筆記し、スクリーンで表示された。
同協会は旭川や苫小牧など、道内に6支部がある。みみずくは、中途難聴者が気軽に立ち寄り、悩みを話すなどの情報交換を目的に2021年4月に設立。現在会員は8人ほどで、23年にオホーツク要約筆記サークルが設立されてからは、毎回、音声情報を文字にして伝える要約筆記がついている。
この日は、お茶やお菓子を食べながら、参加者それぞれが近況を報告。北海道障がい者スポーツ大会でジャベリックスローに出場する、同支部長の岩渕聖司(40)さんは、合宿の様子などを発表し、劇団に参加している会員は、公演のエピソードなどを披露。ほかにも花壇づくりや昔の思い出など、参加者全員で和やかに話は進んだ。これらの会話もすべて要約筆記された。
この日初参加の美幌町在住者は「明るく楽しく話せる場があるのはとても良い。また参加したい」と感想を述べた。
岩渕支部長は「誰でも参加できます。家族でも友達でも、耳が聞こえる人も、みんなで楽しくお話しましょう」と呼びかけている。
Cafeの日程は次の通り。
▽北見市=毎月第3日曜日「市総合福祉会館」
▽網走市=毎月第4日曜日「市総合福祉センター」
▽遠軽町=6月28日(土)「遠軽ふれあいサロン東町」
いずれも10時から12時までで、参加費は100円。会員は無料。
問い合わせは岩渕支部長(090-8638-4998)へ。
